骨セメントを用いないで固定する方法 (ノンセメント)
セメントを使用して固定する方法に対して、骨セメントを用いずに骨を固定するノンセメントの方法もあります。これはセメントを用いなくてもステムを固定できるようにデザインされています。
実は、骨は金属にも固定することが出来ます。これは骨が滑らかな金属の表面構造に沿って成長していくからです。
そこで、より強固に固定させるために金属の表面に沢山の細かい穴が開けた多孔性のステムを用いています。こうすることにより、多孔性の表面の中で骨が成長していきます。
さらに、人工的に骨の成分として作られているハイドロキシアパタイトというもので表面をコーティングしたステムも、骨を早く固定させる為に利用されています。(写真3A、3B参照)
この骨セメントを用いずに固定する時に使用するステムは、アメリカで1977年に開発されました。
時間の経過と共に、成長していく骨がステムに付着して固定されていくので、しっかりと固定されるまでのある程度の時間がかかります。
なので、骨セメントで固定する方法と比べると、手術後すぐに痛みがなくなるとは限りません。
当然、ステムが固定されるにしたがって痛みは改善されていきますが、しっかりと固定されるまで半年から1年ほどかかることがあります。
なお、この方法は、若年層、運動量の多い方に推奨されています。
人工関節について知りたい方の参考なればと考えて更新をしております。
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