関節軟骨

関節軟骨(かんせつなんこつ):膝関節にかかる荷重(体重)を受ける上で重要なはたらきをしているものとして、関節軟骨があります。

これは弾力性の軟骨(なんこつ)で、関節の骨の表面を覆っている暑さ2~7mm程度の層です。これらは、軟骨細胞とそのほかの成分(繊維成分であるコラーゲン繊維や、ゲル状のプロテオグリカンなどから構成されていて、非常に水分量が多いのが特徴になっています。

これらの存在によって、体重が膝にかかった時に、その負担を集中させないように分散させることが出来るのです。また、膝関節が動く時の摩擦を少なくして、「滑らかに動かす」重要な働きも担っているのです。

ちなみに膝関節の動きが非常に滑らかで、軟骨の摩擦係数(まさつけいすう)は約0.001と極めて低くなっています。関節軟骨には血管やリンパ管、神経が通っていないので、一度これらに傷がつくとなかなか回復しません。

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