人工関節の固定方法

ここで、素朴なギモンが生じると思います。一体どうやって人工関節を固定するのか?
勘の良い方はわかるかもしれませんね。

一般的に、人工関節の固定方法としては骨セメントを用いる方法と、こつセメントを用いない方法があります。

骨(こつ)セメントを使用する方法

骨セメントとは、金属と骨をくっつける接着剤のようなものです。アクリル重合体(ポリマー)の一種で、「早期に安定した固定力を得るため」に多くの整形外科医が使用しています。これは、人工関節の固定以外にも、歯科治療などにも使用されています。

(注意)非常に稀ではありますが、人工関節の手術中に骨セメントを使用する際、血圧が低下したり、ショックを起す場合があります。これについては、下記のサイトにおいてお確かめ下さい。
「厚生労働省の医薬品・医療用具安全情報」

骨セメントを使用しない方法

人工関節の固定方法として、骨セメントを使用しないタイプの人工関節は、金属の表面に特殊な加工が施されています。これはハイドロキシアパタイト加工といって、人の歯や骨と同じ成分の物質でリン酸カルシウムの1種です。人工関節手術後に、人工関節の表面に加工されたハイドロキシアパタイトに骨が入り込んで固定されるのです。また、骨セメントの代わりにネジを用いて固定するものもあります。

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