湘南鎌倉人工関節センター
2007年9月26日のTBS世界のスーパードクターという番組に
湘南鎌倉人工関節センターの平川ドクターが出演されるそうです。
湘南鎌倉人工関節センターとは、人工関節に特化した整形外科専門診療所。
「整形外科の人工股関節置換術と人工膝関節置換術を中心に診療を行う有床診療所で特に患者さんの早期退院、早期社会復帰を第一に考え、患者さんの意思・意見を尊重し、理想を具現化すべく最善の治療を行っています。」
人工関節の固定方法
ここで、素朴なギモンが生じると思います。一体どうやって人工関節を固定するのか?
勘の良い方はわかるかもしれませんね。
一般的に、人工関節の固定方法としては骨セメントを用いる方法と、こつセメントを用いない方法があります。
■骨(こつ)セメントを使用する方法
骨セメントとは、金属と骨をくっつける接着剤のようなものです。アクリル重合体(ポリマー)の一種で、「早期に安定した固定力を得るため」に多くの整形外科医が使用しています。これは、人工関節の固定以外にも、歯科治療などにも使用されています。
(注意)非常に稀ではありますが、人工関節の手術中に骨セメントを使用する際、血圧が低下したり、ショックを起す場合があります。これについては、下記のサイトにおいてお確かめ下さい。
「厚生労働省の医薬品・医療用具安全情報」
■骨セメントを使用しない方法
人工関節の固定方法として、骨セメントを使用しないタイプの人工関節は、金属の表面に特殊な加工が施されています。これはハイドロキシアパタイト加工といって、人の歯や骨と同じ成分の物質でリン酸カルシウムの1種です。人工関節手術後に、人工関節の表面に加工されたハイドロキシアパタイトに骨が入り込んで固定されるのです。また、骨セメントの代わりにネジを用いて固定するものもあります。
人工関節(人工股関節や人工膝関節)の材質
そもそも股関節や膝関節に使われる人工関節は何で作られているのでしょうか。
患者さんにとっては、人工関節の手術を受けるに当たり、体内に異物として入り、その多くの場合は一生の付き合いになるものですから良く知っておく必要があります。
現在の臨床の場で使用されている人工関節は、「コバルトクロム合金」や「チタン合金」といった金属や「セラミック」、「プラスチック:高分子ポリエチレンなど」から作られています。これらはインプラント(Implant)と呼ばれ、「体内に埋め込む」という意味で使われています。
人工関節の耐久性
人工関節の一つの大きな問題点として、その耐久性が挙げられます。
人工関節はかつて、年月とともに金属の部分がすり減ったり、骨とつないだ部分が緩んだり、細菌などによって感染してしまうなどが原因で、人工関節の耐用年数は10―15年とされていました。
しかし、最近は耐久性に優れた材質が使用され、緩みが少ないデザインの製品が開発されたことにより、その耐久性はアップしてきています。
現在、使用されている人工関節の耐久性は、患者さんの全身状態などにも影響を受けますが、15~20年以上耐久性があるといわれています。
実際、人工関節の機種によっては、25年の臨床成績も論文で報告されてきています。
近年、改良を重ねてきた人工関節の製品を使用して、経験豊富な医師が正確な手術を行えば、患者さんの年齢によっては、人工関節でほぼ一生使うことも可能になってと言えるでしょう。
人工関節とは
人工関節とは、関節が変形等による損傷で低下した機能を回復するために人工の関節で代替すること
です。
人工関節という言葉が近年、新聞や雑誌などのマスメディアによって取り上げられる事が多くなってきました。そもそも「人工関節置換術」とは何なのでしょうか。
「傷んだ関節を、金属や特殊なポリエチレン、セラミックなどの器具に取り換え、関節の動きを取り戻す手術が「人工関節置換術」だ。」
これは2004年に読売新聞に記載された文章から抜粋したものです。よりわかりやすく言えば、関節のいたんでいる部分を取りのぞいて、「人工の関節に置きかえる手術」です。他の治療方法と比べると、関節の痛みの原因となるものをすべて取りのぞくので、「痛みを取る」効果が大きいのが特徴です。